毎週、スタッフの持ち回りでお届けする「サイゴン・街角風景」
今週はJoより、「2本目の橋」のお話です。
ホーチミン市1区とサイゴン川を挟んだ対岸のトゥードゥック市(旧2区)を結ぶ第2トゥーティエム橋が4月28日に開通しました。これで旧2区からサイゴン川を渡る橋は3本、トンネルは1本となり旧2区から中心部のアクセスは大幅に改善されました。特にこの橋は、1区側の橋の起点がレタントン通りの日本人街のすぐそばということもあり、日本人にとってはこれまでの橋やトンネルの利便性をかなり上回るかと思います。
私が洪水多発地帯の12区から旧2区に引っ越したのが今から約15年前の2007年だったと思います。当時中心部のサイゴン川には60年以上前からあるサイゴン橋が1本かかっていただけで、あとはフェリーが人とバイクをピストン輸送していました。当時はビンタイン区と旧2区を結ぶ第1トゥーティエム橋が建設中(2008年開通)で、これから便利になりそうということで引っ越しをしたことを覚えています。
その後、2011年には日本のODAで建設された川底トンネルのトゥーティエムトンネルが開通して、旧2区とホーチミン市西部(5区、6区)への移動が大きく改善されました。旧2区とを結ぶ橋は4本計画されていて、そのうちの2本が完成したことになります。利便性が増せば住宅も増えてきます。私が引っ越した当時、旧2区のマンションは両手で数えられるほどしかありませんでした。私の住んでいるマンションは低層ですが、同時はベランダからは中心部まで見渡す限りなにもなく、サイゴン川を船が通るのも見れましたが、いまは全く見えなくなってしまいました。
全4本の残りの2本の橋は下の画像のように、4区と7区を結ぶ予定です。以前はどこに行くにもサイゴン橋を迂回して行かなければならなかったため、旧2区は不便な土地で、特に7区に行くには小一時間かかり遠いなという印象でした。旧2区と7区の間にも2009年にフーミー橋ができて便利になりましたが、橋の立地が広い旧2区のさらに東南部の端の方なのであまり利便性が高いとは言えません。残り2本の橋ができたら4区、7区方面にも簡単にアクセスでき旧2区はさらに便利になりそうです。
(Tuoi Tre Thu Do)
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(photo by Jo)
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